米政府閉鎖の回避に向けた連邦議会の交渉は28日も難航した。期限となる30日までの合意は難しくなりつつある。米政府は閉鎖時の対応について職員に通知を始めた。

民主党が過半数を握る上院は独自の法案を通す手続きを進めており、下院との温度差は大きい。

米紙ワシントン・ポストによると、米政府は職員に対して政府閉鎖時の対応を通知し始めている。日本の国税庁に当たる内国歳入庁(IRS)は3分の2の職員が出勤しなくなり、全米に数百ある納税支援センターは暗くなるという。

ホワイトハウスは28日に出した声明で「(政府閉鎖は)失業、無休で奉仕しなければならない軍隊、食料援助など米国民に非常な損害をもたらす」と説明。