米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は2日、インフレ圧力が続いており、米連邦準備理事会(FRB)の利上げはまだ終了していない可能性が高いとの見解を示した。講演原稿で「われわれは経済動向に関するさらなる情報を集め、これまでの金融引き締めの影響を評価しているが、年内にあと1回金利を引き上げ、その後しばらく据え置く必要があるのではないか」と述べた。メスター氏が発言するのは先月の連邦公開市場委員会(FOMC)以降初めて。


FRBのバー副議長(金融規制担当)は2日、インフレ率を目標まで引き下げるために当面は金利を高水準に維持する必要があると語った。ボウマン理事は、入手されるデータでインフレを巡る進展の停滞、または進展が遅すぎることが示されれば、利上げを実施し、金利を当面は制約的な水準に維持することが適切との考えを示した。