中国証券監督管理委員会(証監会)は6日、空売り規制強化の一環として、株券転貸を抑制すると発表。また、買い入れと同じ日に株式を売却する投資家への貸し株を禁止し、空売りを利用した違法な裁定取引を取り締まるとも表明した。

証監会は、証券会社が株券を借り入れて空売りをする顧客に貸し出す「転融券」業務の規模拡大を認めないと説明。既存の業務は徐々に清算されることになる。

また、証券会社に対し、顧客の取引行動に対する監視を強化するよう求めた。

中国の規制では、株式を購入した当日に売却することはできないが、借株を利用してルールを回避する抜け道がある。