米連邦最高裁は8日、11月の大統領選に向けた共和党候補を選ぶ西部コロラド州の予備選を巡り、トランプ前大統領の参加の是非を問う口頭弁論を開いた。

保守派判事だけでなくリベラル派判事からも、前大統領を予備選から排除することに消極的な発言が相次いだ。

コロラド州は多くの州の予備選が集中する3月5日のスーパーチューズデーに予備選を開く。最高裁は同日までに判断を出すとの予想もある。米メディアは、最高裁が前大統領の参加を認める可能性が高まったとの見方を報じている。

口頭弁論は、コロラド州の最高裁が2023年12月、前大統領の同州予備選への参加を認めないとした判決について開いた。前大統領が連邦最高裁に上訴していた。連邦最高裁の判断は他州の予備選にも影響する可能性がある。