中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の5年物を25ベーシスポイント(bp)引き下げた。信用需要を刺激し、不動産市場を活性化させる取り組みを強めた。

5年物LPRを4.20%から3.95%に引き下げた一方、1年物は3.45%に据え置いた。

ロイターが今週実施した調査では、25人が5年物LPRの引き下げを予想。引き下げ幅の予想は5─15bpだった。

今回のLPR引き下げ幅は2019年に貸出金利のメカニズム見直しが行われて以降で最大となる。