米政府の2024会計年度(23年10月〜24年9月)予算は議会内の激しい党派対立で、成立していない。これまで議会側は期限付きの「つなぎ予算」案を3度可決し、政府の資金ショートを回避してきたが、米政府の資金繰りを支える法律は3月1日に期限が切れる。米議会は「ウクライナ支援」で混乱が続いており、法的な対応が間に合わずに一部政府機関が閉鎖に追い込まれる恐れが高まってきた。

バイデン米大統領は27日、米議会の指導部と面会し、米政府の資金が尽き、政府機関の運営ができなくなれば「経済に大きなダメージを与える」と警告した。