
昨晩のNY原油(4月限)は反発した。前日比0.98ドル高の1バレル79.13ドルで終えた。
米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で、原油在庫の増加が限定的だった一方、石油製品の在庫が大幅に取り崩されたことが相場を押し上げた。製油所稼働率は84.9%まで回復し、原油消費量や製品供給量が増加したものの、製品在庫はしっかりと減少しており、季節的な需要の上振れが意識された。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は6日に米連邦議会下院の金融サービス委員会で議会証言に臨んだ。インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を深められるまでは利下げに転じない姿勢も維持したものの、利下げを「今年のある時点で始めることが適切になるだろう」との見方を示した。「経済成長や労働市場の強さを保ったうえで、物価の安定を進めることが我々のゴールだ」とも述べ、「達成の可能性がある」との見解を示した。
パウエル議長の発言を受け、市場では年内の利下げを意識するとともに、米経済と労働市場が底堅さを維持できるとの見方が改めて広がった。
また、サウジアラビアがアジア向けの4月の販売価格を引き上げたと伝わった。米国やアジアの需要の伸びを見込んだ買いも入った。
イスラエルと武装組織ハマスの停戦協議が続いているものの、カタールやエジプトなどの仲介が実を結ぶのは不透明。