
米ニューヨーク連銀が11日発表した2月の消費者調査によると、長期インフレ期待が上昇した。
1年先のインフレ期待は3%で横ばいとなったが、3年先のインフレ率は1月の2.4%から2.7%に、5年先のインフレ率は同2.5%から2.9%に上昇した。
調査によると、消費者は医療費と学費の上昇が縮小すると予想。一方、将来の食品価格の伸びは安定的とした。家賃の上昇率は6.1%と1月の6.4%から低下し、2020年12月以来の低水準。住宅価格の上昇率は横ばいの3%。ガソリン価格の上昇率は4.3%と1月に比べて緩やか上昇にとどまった。