「次の政策変更は利下げでなく利上げになる可能性を真剣に考えるべきだ」。サマーズ元財務長官は10日のCPI公表後、米ブルームバーグに語った。
サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンで「次の政策金利の動きが下向きではなく、上向きになる可能性を真剣に考えるべきだ」と指摘。その確率は15−25%のレンジとの見方を示した。
サマーズ氏は米金融当局者が重視する「スーパーコアサービス」指標(食品・エネルギー・住居費を除く)が加速した点に注目した。
「現在の状況を踏まえると、6月利下げは米金融当局が2021年夏に犯した過ちに匹敵するほど危険で重大な誤りと思われる」と発言。「現時点で利下げは必要ない」と続けた。
6月までに経済指標が一転して悪化し、金融市場が急落するリスクもあり、状況は依然として変わり得るとも指摘。米金融当局が今年利下げに踏み切る可能性の方がなお高いが、「市場が織り込んでいるほどではない」と話した。
サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンで「次の政策金利の動きが下向きではなく、上向きになる可能性を真剣に考えるべきだ」と指摘。その確率は15−25%のレンジとの見方を示した。
サマーズ氏は米金融当局者が重視する「スーパーコアサービス」指標(食品・エネルギー・住居費を除く)が加速した点に注目した。
「現在の状況を踏まえると、6月利下げは米金融当局が2021年夏に犯した過ちに匹敵するほど危険で重大な誤りと思われる」と発言。「現時点で利下げは必要ない」と続けた。
6月までに経済指標が一転して悪化し、金融市場が急落するリスクもあり、状況は依然として変わり得るとも指摘。米金融当局が今年利下げに踏み切る可能性の方がなお高いが、「市場が織り込んでいるほどではない」と話した。