イランは13日夜、イスラエルに向けてドローン(無人機)や弾道ミサイルを発射した。45年に及ぶ両国の敵対の歴史でも、直接の攻撃は初めて。

国連安全保障理事会は、イランによるイスラエルへの攻撃を受けて対応を協議するため、緊急会合を開くことを決定。

イスラエルの国連大使は「イランは国連憲章と国際法に明らかに違反している」として、「イラン革命防衛隊をテロ組織に指定すべきだ」などと主張。

一方、イランの国連代表部は旧ツイッター=「X」で、「安保理はイスラエルの侵略行為を非難しなかった」としたうえで、「特定の国がイランの正当な権利の行使を非難することは、被害者と加害者を同一視することで、立場を逆転させようとしている」と訴えた。

イランの国連代表部は13日夜(日本時間14日午前)、X(ツイッター)への投稿で、イランによるイスラエルへの軍事行動について、在シリアのイラン外交施設への攻撃に対する報復だとし、「問題はこれで終わったものと考える」と言及。イスラエル領への攻撃は今回の一度限りと示唆した。