ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、利下げを急ぐ必要はないとし、開始時期は経済データに基づいて判断すべきとの考えを示した。

総裁は18日、ワシントンで開かれたセマフォー世界経済サミットで講演。「金融政策は良い位置にある」と述べた。利上げの可能性についての質問には、自身の基本シナリオではないとしつつ、金融当局のインフレ目標を達成する上で経済データが正当化する場合は、利上げもあり得ると語った。

講演で総裁は、「現行の政策金利を維持すれば、徐々にわれわれの目標に近づいていくだろう。利下げの緊急性は全く感じていない」と発言。

「金融政策はわれわれが望む通りの効果をもたらしていると、私は考えている」と語った。