パナマ運河の水位が低下して船舶の航行が制限され、世界貿易が混乱した問題で、国際研究グループは1日、気候変動ではなくエルニーニョ現象により昨年の降雨量が減少したことが原因と発表。

研究を公表した「ワールド・ウェザー・アトリビューション」(WWA)は、運河よりも住民への水の供給を優先させたことも一因と指摘。

2023年のパナマの降水量は過去3番目の低水準だった。WWAの研究者はエルニーニョが終わり例年通りに雨季が到来すれば、今年中に通常の運航が再開されるとの見方を示した。