
中国国家統計局が11日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.3%上昇した。原油などエネルギー価格の高騰を背景に3カ月連続でプラスとなった。上昇率は3月の0.1%から0.2ポイント拡大。
品目別にみるとガソリンなどの交通向け燃料は6.9%上がった。上昇率は3月の2.2%から伸びた。食品は2.7%下落した。このうち食肉消費の6割を占める豚肉は1.4%上昇し、2カ月ぶりにプラスとなった。
耐久財は値下がりした。自動車やバイクは4.3%、スマートフォンなどの通信機器は2.9%下落。自動車などは22年7月から、スマホなどは23年1月からマイナスが続いている。