
週間展望レポート(5/13付)で
『依然として、ドル買いを唱える向きは多いものの、日本版HIAの話題(6月の骨太方針に入る?)も出るなど、ドル円の大きなトレンドの変化にも注意したい。まずは、4月の米消費者物価指数(CPI)や米小売売上高などに加え、イスラエル・ハマスの停戦協議の行方が注目だ。
シティグループが算出しているエコノミック・サプライズ指数は、各種経済指標と事前予想との乖離を指数化し、ゼロ(予想通り)を挟んで、上下(プラス・マイナス)で示した指数。同指数が市場予想と比べて強気であればドル高、弱気であればドル安の相関が観測されてきたが、足元は急速に弱気優勢(ドル売り要因)の流れとなっている。(5/8付け:市場分析レポート「米経済指標、やや弱気優勢」参照)。
150−160円のレンジ相場放れ待ちへ移行か?米CPI・PPI、小売売上高などを受けた金利動向が注目。』と指摘したが、昨晩の米経済指標を受けて、円高ドル安加速となっている。

MACでは、本日155円割れなら、買い玉は手仕割れ売りのセットアップとなる。更に、5月3日安値(151.83円)を割り込むと、パターン分析からは、ダブルトップ完成となる。
レンジ下限を割り込むと、一目均衡表の雲を割り込み、N=148.38円、V=146.88円、E=143.43円などが下値目標としてカウント可能となる。
まずは、155円を早々に回復できるか否か?、回復できなかった場合は、一目の雲〜150円を維持できるか否かが焦点となってくる。