昨晩のNY金(2月限)は、4日続伸した。前日比38.3ドル高の1トロイオンス2756.7ドルで終えた。
11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想に沿った内容で、米連邦準備理事会(FRB)が来週に追加利下げに動くとの見方が改めて意識された。
「フェドウオッチ」ではFRBが17〜18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%利下げする確率が11日夕時点で前日(88.9%)から9割台半ばに切り上がった。
日中取引では2719.1ドルまで下落したのち、予想通りの米消費者物価指数(CPI)を受けて押し目を買われた。その後は、カナダ中銀の大幅利下げを受けて上値を伸ばし、11月6日以来の高値2759.7ドルを付けた。
米消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇し、前月の2.6%から伸びが加速した。市場予想と一致し、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ見通しに変わりはなかった。一方、カナダ銀行は、主要政策金利を0.5%ポイント引き下げ3.25%とした。