
昨晩のNY金(2月限)は、4日続伸した。前日比24.2ドル高の1トロイオンス2715.0ドルで終えた。一時は2735.0ドルと中心限月としておよそ1カ月ぶりの高値を付けた。

12月の米雇用統計の発表直後に米長期金利が23年11月以来の高水準となった場面では金先物が売られたが、売りは早々に一巡。
強気の米雇用統計を背景に今年の利下げ期待が後退し、米10年債の利回り上昇、ドル高となったが、米国株が大幅安となったこと、原油高からインフレヘッジ、米トランプ政権に対する不安からリスクヘッジ・安全資産としての買いを集め、25ドル近い上昇幅を維持して推移。買い戻しの動きも活発化し、一時2730ドル台まで値を飛ばす踏み上げ相場となった。