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昨晩のNY原油(3月限)は、3日続落した。前日比0.55ドル安の1バレル70.74ドルで終えた。

1月の米小売売上高は前月比0.9%減と市場予想(0.2%減)を下回った。米景気の減速で原油需要が伸び悩むとの見方につながった。ロシアとウクライナの停戦交渉が進み、ロシア産原油の供給が増えるとの見方も引き続き相場の重荷となった。

14日から16日までドイツのミュンヘンで安全保障会議が開催され、ウクライナ情勢について協議されるため、地政学的リスクからの買いが後退が警戒された。

17日がプレジデンツデーの祝日のため、休場となることで買い玉の整理が優勢もようとなった。20日に納会(最終取引)となる3月限から4月限への限月移行に絡む売買も増えたとみられる。


一方で、ベッセント米財務長官が14日の米FOXニュースのインタビューでイラン産原油の輸出の大幅な削減を目指す意向を示したと伝わり、原油先物の買いを促す場面があった。