
昨晩のNY金(6月限)は、反落した。前日比50.2ドル安の1トロイオンス3298.4ドルで終えた。
週前半に中心限月として3500ドル台に上昇、史上最高値を更新しており、利益確定の売りも続いた。
中国政府は米国に対する125%の報復関税を巡り、米国からの一部輸入品を対象から除外することを検討していると伝えられたことをきっかけに戻りを売られた。ただ中国外務省報道官は会見で、米政府が対中関税交渉について「国民に誤解を与えている」と主張、「米中は関税問題について協議や交渉を行っていない」と述べた。
一方、トランプ米大統領は、米政権が今週、中国と関税協定を結ぶために協議しており、中国の習近平国家主席から電話があったと述べた。
米国株や長期債、ドルなどトリプル安懸念が一服する中、金の調整が続いた。