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昨晩のNYダウは7日続伸し、前日比141ドル74セント高の4万0669ドル36セント(速報値)で終えた。
ナスダック総合株価指数は反落し、前日比14.976ポイント安の1万7446.342(速報値)で終えた。

朝発表の2025年1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値が3年ぶりにマイナス成長となり、米経済の減速を懸念した売りが先行したが、早期に利下げ観測が下値を支えた。引けにかけて買いが増え、ダウ平均は下ヒゲを形成して上昇して終えた。
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1〜3月期の米GDP速報値は前期比年率で0.3%減と、市場予想(0.4%増)を下回った。関税の引き上げを前にした駆け込み輸入の急増が響いたほか、個人消費が減速した。マイナス成長となるのは22年1〜3月期以来。

同日発表の3月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で横ばいと、市場予想に一致。2月の0.4%上昇から伸びが減速した。食品とエネルギーを除くコア指数は市場予想(0.1%上昇)に反して横ばいだった。インフレの加速を示さず、米利下げ観測が高まった。