
昨晩のNY金(6月限)は、続落した。前日比14.5ドル安の1トロイオンス3319.1ドルで終えた。
米大統領の演説を控えて押し目を買われたが、過激な発言はなく、戻りを売られた。米国内総生産(GDP)のマイナス成長を受けて押し目を買われ、3330.1ドルまで戻したが、買い一巡後は、もみ合いとなった。
トランプ米大統領は、2期目就任100日に合わせてミシガン州で演説し、経済政策の成果をアピールした。貿易などを巡る同氏の強硬姿勢に国民が懐疑的な見方を強める中、懸念払拭を図った。
一方、第1四半期の米実質国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比0.3%減となった。米経済がマイナス成長に陥るのは2022年第1四半期以来3年ぶり。4月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数が前月比6万2000人増と市場予想(12万人増)を下回った。1〜3月期の個人消費支出(PCE)物価指数は3.6%上昇し、伸びは24年10〜12月期の2.4%から加速した。3月のPCEは前月比0.7%増と市場予想(0.5%増)を上回った。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は30日、2025年1〜3月の金(ゴールド)需給統計を発表。世界での投資需要は前年同期比で2.7倍に膨らんだ。WGCによると、1〜3月期の金の需要は1206トンと前年同期と比べて1%増加。1〜3月期としては16年以来の高水準だった。