ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は30日、2025年1〜3月の金(ゴールド)需給統計を発表した。世界での投資需要は前年同期比で2.7倍に膨らんだ。米国の関税政策などを巡る先行き不安を背景に、相対的な「安全資産」とされる金にマネーが集まった。
WGCによると、1〜3月期の金の需要は1206トンと前年同期と比べて1%増加した。1〜3月期としては16年以来の高水準だった。
金の現物価格が過去最高値圏で推移を続けるなか、投資を目的とした需要が551.9トンと前年同期比2.7倍に膨らんだ。特に現物の金を裏付けとする上場投資信託(ETF)向けの需要は24年1〜3月期の113トンの流出超過から226.5トンの流入超過となった。金地金(インゴット)やコインも325.4トンと3%増加した。
一方、宝飾品需要は21%減の380.3トンと、新型コロナウイルス禍で需要が鈍った20年7〜9月期以来の低水準となった。もっとも金額ベースでは9%上昇している。
中央銀行の買いは前年同期比21%減の243.7トンだった。重量ベースでは減少したものの、過去5年間の四半期平均を24%上回った。金額ベースでは前年同期比で9%伸びており、金価格が高値圏で推移するなかでも堅調な需要がみられた。
WGCによると、1〜3月期の金の需要は1206トンと前年同期と比べて1%増加した。1〜3月期としては16年以来の高水準だった。
金の現物価格が過去最高値圏で推移を続けるなか、投資を目的とした需要が551.9トンと前年同期比2.7倍に膨らんだ。特に現物の金を裏付けとする上場投資信託(ETF)向けの需要は24年1〜3月期の113トンの流出超過から226.5トンの流入超過となった。金地金(インゴット)やコインも325.4トンと3%増加した。
一方、宝飾品需要は21%減の380.3トンと、新型コロナウイルス禍で需要が鈍った20年7〜9月期以来の低水準となった。もっとも金額ベースでは9%上昇している。
中央銀行の買いは前年同期比21%減の243.7トンだった。重量ベースでは減少したものの、過去5年間の四半期平均を24%上回った。金額ベースでは前年同期比で9%伸びており、金価格が高値圏で推移するなかでも堅調な需要がみられた。