
昨晩のNY金(6月限)は、は反落した。前日比39.4ドル安の1トロイオンス3187.2ドルで終えた。
時間外取引では、ドル安となったが、貿易摩擦の緩和見通しを受けて戻りを売られたことや、手じまい売りが出て軟調となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、安値拾いの買いなどが入って下げ一服。3197.5ドルまで戻した。
米長期金利の指標、米10年債利回りが米東部時間16日午後5時(日本時間17日午前6時)近くに一時4.49%と、午後4時時点に比べ約0.05%上昇(債券価格は下落)した。ムーディーズ・レーティングスが米国債の信用格付けを最上位「Aaa」から「Aa1」へ引き下げ、直後は売りが優勢となった。ただ、金利上昇は長く続かず、午前5時には4.44%近辺まで低下。格下げ発表前の水準近くまで下げた。