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昨晩のNY原油(6月限)は、は3日ぶりに反発した。前日比0.87ドル高の1バレル62.49ドルで終えた。

トランプ米大統領は15日にイランの核開発を巡る両国の協議が「合意に近づいている」との認識を示したが、イランのアラグチ外相が米国の提案を受け取っていないと述べたことが支援材料となった。また米株がダウ平均株価中心に上昇したことや、中国がレアアース3社に米欧への輸出許可することを発表するなど、先日の米中双方の関税引き下げに続き米中間の貿易問題に改善が見られたことも好感された。


米国はイランがパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスや、イエメンの親イラン武装組織フーシなどへの支援をやめるよう求めている。ただ、イスラエルがフーシに対する強硬姿勢を崩しておらず、再攻撃も開始されている。

産油国ナイジェリアで、陸上油田から輸出ターミナルをつなぐパイプラインが破裂し、原油が流出したと15日に伝わった。原油需給の引き締まりを意識した買いも入った。