「OPECプラス」の有志国は5日、11月の原油生産を日量13万7千バレル増やすと決めた。生産シェア維持を狙って増産を継続する一方、10月と増産幅は同水準となり増産ペースは9月までに比べて抑えた。

「OPECプラス」のうち、サウジアラビアやイラク、ロシアなどの8カ国が同日、オンライン会合で方針を確認した。発表で有志国は「安定した世界経済の見通しと現在の健全な市場を踏まえた」と説明した。

有志国が減産を縮小して生産量を増やすのは8カ月連続となる。12月の生産方針は11月2日に会合を開いて話し合う。