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米金融大手ゴールドマン・サックスは10日、銅価格が2026〜27年に1トン=1万〜1万1000ドルの範囲にとどまるとの予想を発表。供給過剰が背景にある。

ゴールドマンは銅の上値抑制要因として、1万1000ドルを超えると中国の取引業者が買い控えする可能性があると指摘。また、ロンドン金属取引所(LME)のスプレッドが引き締まった場合、米国の過剰在庫によって市場が即時に再び均衡する可能性があるとも説明した。これに加えて、データセンター関連の需要が過大評価されている可能性があることにも触れた。

ニッケル価格については、供給の伸びを抑えて供給過剰を解消するためには、インドネシアの生産者のマージンを一段と下げる必要があると指摘。26年12月までにニッケル価格は1トン=1万4500ドルと、6%下がると予想した。
アルミニウム
アルミニウムは、26年半ばからインドネシアでの増産に伴って供給過剰見通し。同年10〜12月期のアルミ価格は1トン=2350ドルと予想。