
昨晩のNY原油(12月限)は、ドル高や需要先行き懸念が重しとなり5営業日ぶりに反落。前日比0.49ドル安の1バレル60.56ドルで終えた。
石油輸出国機構(OPEC)の10月の原油生産量が9月から増えたことが判明したとロイター通信が4日に伝えた。増加ペースは鈍化しているものの、産油国による潤沢な供給が続いていることが改めて示された。
米サプライ管理協会(ISM)が3日発表した10月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は48.7と、前月から0.4ポイント低下。市場予想(49.5)を下回った。これを受け、製造業分野でのエネルギー需要が減速するとの懸念が浮上した。