yen200
昨晩のドル円は、前日比55銭円高・ドル安の1ドル=153円60〜70銭で終えた。

米株安を受けて低リスク通貨とされる円の買いが優勢だった。日本政府・日銀による為替介入への警戒感も一因。

米大手金融の最高経営責任者(CEO)らが米株式相場が10%以上調整する可能性に言及したと複数メディアが伝えた。投資家のリスク回避姿勢が強まった。

東京市場の取引時間に円買い・ドル売りが進んだ場面があった。日本の片山さつき財務相は4日、閣議後の記者会見で為替相場について「一方的で急激な動きがみられている」とし、「高い緊張感をもって見極めていることに変わりはない」と述べた。

米連邦政府の一部閉鎖は4日、35日目を迎え過去最長の記録に並んだ。パウエルFRB議長が前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で12月の追加利下げに慎重な姿勢を示したこともあり、5日発表の10月のADP全米雇用リポートから労働市場の現状を見極めたい向きも多かった。
EURO200
ユーロは対ドルで5日続落し、前日比0.0040ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1475〜85ドルで終えた。一時は1.1474ドルと8月上旬以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。
8月1日安値の攻防が焦点。同水準を割り込むと、ダブルトップが意識される。