囲碁の世界で使われる言葉。広く全体を見渡し、先を見通した上で、個々の局面に一つひとつ着手していかなければならない、という意味に使われている。

株式投資にも当てはまる。株式投資をする場合には、まず相場全体の流れを見極めなければならない。

今の相場が上げ相場なのか、下げ相場なのか、保ち合いの相場なのか、あるいは業績相場なのか、金融相場なのか、現在の株価はどの程度の水準にあるのか、天井はどのあたり、底はどのあたりなのか。景気(企業業績)の見通しはどうなのか、などなど。

今後も相場上昇が期待できると判断したら、次は今後の上昇相場で値上がりが期待できる銘柄にはどんなものがあるかを調べなければならない。業績、材料、将来性、株価などを判断材料に選び抜かれた個別銘柄に投資すればよい。

大局(相場全体の流れ)を見ないで、個別銘柄の動きだけを見ていると、「木を見て森を見ず」ということになり、株式投資で成功することは難しい。と言われる。