
昨晩のドル円は、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=152円65〜75銭で終えた。
1月の米CPIは前年同月と比べた上昇率が2.4%と、2025年12月(2.7%)から鈍化し、市場予想(2.5%)を下回った。中古車価格が下落したほか、住居費の伸びも鈍化傾向だった。
インフレ減速の兆しがみられ、米連邦準備理事会(FRB)が年後半にも利下げに踏み切るとの思惑が高まり、13日の米債券市場で米長期金利の指標である10年債利回りは一時4.04%と、25年12月上旬以来の水準を付けた。日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りを誘った。
一方、高市早苗首相の経済ブレーンとされる本田悦朗元内閣官房参与はロイター通信とのインタビューで、次回の利上げの前に昨年12月の利上げの効果を検証する必要があるとし、「3月など早期の実施はないだろう」との見解を示した。これを受けて、日銀の早期利上げ観測が後退し、円売り・ドル買いが出た。

円は対ユーロで4日続伸し、前日比10銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=181円20〜30銭で終えた。対ドルで円買いが優勢になり、ユーロに対しても円高が進んだ。

ユーロは対ドルで横ばいとなり、前日と同じ1ユーロ=1.1865〜75ドルで終えた。米CPIを受けたユーロ買い・ドル売りが入った一方、週末を控えた持ち高調整を目的としたユーロ売り・ドル買いも出て、方向感を欠く展開だった。
ユーロの高値は1.1885ドル、安値は1.1848ドルだった。