
昨晩のNY金(4月限)は、低調な米雇用統計を受けて利下げ継続期待が高まり、反発した。前日比80.0ドル高の1トロイオンス5158.7ドルで終えた。
2月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想に反して減少した。労働市場の減速感から米連邦準備理事会(FRB)が利下げに慎重になるとの観測がやや後退し、金買いが入った。中東の地政学リスクへの意識から、安全資産としての買いも続いた。
2月の雇用統計によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比9万2000人減少。市場予想(5万9000人増加)に反して縮小し、昨年12月と1月の就業者数は計6万9000人下方修正された。また、失業率と平均時給の伸びは上昇。さらに、1月の小売売上高も前月比0.2%減と振るわなかった。
景気減速と物価高騰が共存する「スタグフレーション」に陥るのではないかとの懸念も浮上している。