
昨晩のドル円は、前週末比20銭円安・ドル高の1ドル=159円40〜50銭で終えた。米国とイランの和平協議は合意に至らなかった。米国がホルムズ海峡の封鎖を始めると表明するなど、中東情勢の先行き不透明感から円売りドル買いが優勢だった。
日銀の植田和男総裁は日本時間13日午後、信託大会での挨拶で中東情勢の緊迫化について「国際金融市場で不安定な動きがみられる」との認識を示した。緊張状態が長期化すれば「サプライチェーン(供給網)への影響を通じて企業の生産活動に下押し圧力がかかる」などとも説明した。利上げを先送りにすると受け止められたことも円売りの一因。
一方、米東部時間13日午前にはトランプ氏がイランとの交渉が続いていると示唆すると、巻き戻しの動きに。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は同日、「数日内に米国とイランによる2回目の協議が開かれる可能性がある」と報じた。
ボリンジャーバンドでは、収れんからの放れ待ちとなっている。

ユーロは対ドルで6日続伸し、前週末比0.0035ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1755〜65ドルで終えた。ハンガリーで12日投開票された議会総選挙で、新興野党の中道右派「ティサ(尊重と自由)」が勝利。オルバン首相の退陣が決まり、欧州連合(EU)内での政治的な対立が和らぐとの観測もユーロの買い要因に。