
昨晩のNY金(6月限)は、米国とイランの和平協議進展への期待を背景としたドル安やインフレ懸念緩和を受け、3営業日ぶりに反発した。前日比82.70ドル高の1トロイオンス=4850.10ドルで終えた。
米軍は東部時間13日午前、イランの港や沿岸部への船舶の出入りを阻止する封鎖を開始した。イランが事実上封鎖している原油輸送の要衝ホルムズ海峡を「逆封鎖」した。
一方、トランプ米大統領は14日、イランとの戦闘終結に向けた交渉が2日以内にパキスタンで再開する可能性を示唆した。米国とイランの交渉団が今週、パキスタンの首都イスラマバードに赴き、戦闘終結に向け協議を再開する可能性があると報じられた。
これをきっかけに、和平協議進展への期待が台頭し、外国為替市場では、対ユーロでドルが軟化。原油も下落して、ドルとの逆相関の金相場は買いが優勢となった。
3月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.5%上昇と、市場予想(1.1%上昇)を大幅に下回った。前年同月比では4.0%上昇と予想を下回った。エネルギーと食料品を除いたコア指数は前月比0.1%上昇、前年同月比3.8%上昇と、いずれも予想を下回った。