wti
昨晩のNY原油(5月限)は、米イスラエルとイランの停戦協議の進展を巡り懐疑的な見方が根強い中、続伸した。前日比3.40ドル高の1バレル=94.69ドルで終えた。

レビット米大統領報道官は15日の記者会見で、イランとの戦闘終結に向けた2回目協議について、開催地が前回と同じパキスタンの首都イスラマバートになるとの見通しを示した上で、「対話は生産的で継続中だ」と述べ、再協議に向けた調整の進展を強調した。
ロイター通信は15日、イラン筋の情報として、米国との協議で戦闘を再開しない合意が成立することを条件に、イランが要衝ホルムズ海峡のオマーン側海域での航行を容認する可能性があると報じた。

一方、イスラエル政府は15日に治安閣議を開き、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃停止を検討したが結論は出なかった。16日のイスラエルのメディア報道によると、同国当局者は「現時点で停戦には近づいていない」と述べた。停戦合意後もイスラエルはヒズボラへの攻撃を継続しており、停戦合意の実効性に対する懐疑的な見方が強まり、原油は終日プラス圏を堅調に推移した。