
昨晩のNY原油(5月限)は、米国とイランの戦闘終結に向けた再協議の行方に不透明感が漂う中、続伸した。前日比2.52ドル高の1バレル=92.13ドルで終えた。
米イラン間の交渉を仲介するパキスタンのアタウッラ・タラール情報大臣は21日午前、「(同国首都)イスラマバードでの和平協議に代表団が出席するかどうかについて、イラン側からの正式な回答を引き続き待っている」とSNSに投稿。米国側はバンス副大統領らが同地に向けて出発する見通しと報じられているが、再協議の調整は難航している。
過去24時間にホルムズ海峡を通過した船舶はわずか3隻と、事実上封鎖された状態が続いている。ウクライナのドローン攻撃で損傷した「ドルジバ・パイプライン」の復旧が遅れ、欧州が近く深刻なジェット燃料不足に陥るとの懸念も根強い。
午後には、パキスタンのダール副首相兼外相が、米国のベイカー駐パキスタン臨時代理大使と面会し、停戦期間の延長を要請。しかし、トランプ米大統領は停戦期限を米東部時間22日夜と設定した上で、延長を望まない考えを表明しており、戦争再開のリスクが意識されている。