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昨晩のNY金(6月限)は、米長期金利の上昇やドル高などを嫌気して続落した。前日比123.40ドル安の1トロイオンス=4561.90ドルで終えた。

原油高や今週発表された米物価指標を受けインフレ懸念が強まる中、米10年債利回りが4.5%台後半と、約1年ぶりの高水準に急上昇した。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は15日、北京・中南海で2日目の会談を行った。前日に続き、台湾問題やイラン情勢などについて意見を交わした。トランプ氏は「米中関係は極めて強固だ」と述べ、会談成果を強調。

ただ、米中首脳会談でイラン情勢が進展するような手掛かりが得られなかったことから、外国為替市場では対主要通貨でドル買いが先行。

トランプ氏は9年ぶりの訪中となった。習氏は前回、米国産の農産物を大量購入するなど2500億ドルもの商談をまとめ上げ、大々的な調印式まで開催してトランプ氏に土産を持たせた。今回は中国側から商談リストの発表すらない。最大500機を見込んでいたボーイングの商談は200機の売却にとどまり、イラン問題も実質的に何も前進せず、ロシア・ウクライナ停戦協議のためのモスクワ電撃訪問も消えた。

米中首脳会談は短期的には金の売り要因になっているが、長期的には米覇権・基軸通貨ドルの揺らぎが確認された格好で、金にとっては長期的な強気要因。5〜6月に示現する安値は買い拾いたい。