
昨晩のNY原油(7月限)は、中東情勢が緊迫化する中で供給不安が再燃し、3営業日続伸した。前日比2.26ドル高の1バレル=96.02ドルで終えた。
クウェート政府は3日、同国の国際ターミナルなど民間施設がイランによる弾道ミサイル・無人機攻撃を受け、1人が死亡、負傷者が60人以上に上ると発表した。米中央軍は2日、イランが周辺国に発射した複数の弾道ミサイルと無人機を迎撃したと発表。イラン南部ケシム島の軍事施設の攻撃も行った。
イランはこれに対し、米軍が駐留するクウェートとバーレーンに反撃を加えた。米国とイランの戦闘終結に向けた協議に進展がない中で、両国の散発的な攻撃の応酬に伴い、エネルギー供給の混乱が長期化するとの懸念が広がった。
米エネルギー情報局(EIA)週間石油在庫統計では、原油在庫が前週比800万バレル減と、市場予想(400万バレル減)を大幅に上回る取り崩し幅となった。一方で、ガソリン在庫は340万バレル増(同予想50万バレル減)、ディスティレート(留出油)は150万バレル増(同30万バレル減)と、ともに積み増しとなったが、相場の反応は限定的だった。