
昨晩のNY原油(7月限)は、中東情勢が引き続き注視される中、金利上昇に伴う株安を嫌気した。前日比2.50ドル安の1バレル=90.54ドルで終えた。
5月の雇用統計によると、非農業部門の就業者は前月比17万2000人増と、市場予想(8万5000人増)を大幅に上回った。失業率は4.3%と横ばい。
これを受け、年内の米利上げ観測が広がり、米長期金利が上昇したため、ドル高・ユーロ安が進行。原油相場は一時90ドルを割り込んだ。
イスラエルとレバノンの停戦履行合意が3日発表されたことをきっかけに、米国とイランの戦闘終結に向けた協議が進展するとの期待が浮上。供給不安による原油買いは限られた。
中東オマーンの原油輸出拠点であるミナ・アル・ファハル港の近くで爆発があり、操業を止めていたと伝わっていたことを巡り、オマーン石油開発が通常通りに稼働していると明らかにしたとロイター通信が報じた。輸送が停滞することへの警戒が後退した。オマーン石油開発は5日、ミナアルファハル港での操業は通常通り行われていると発表。ターミナルからの原油輸出は日量80万〜90万バレル。