
昨晩のNY金(8月限)は、市場予想を上回った米雇用統計を受け、米利上げ観測が強まる中で売りが加速した。前日比139.70ドル安の1トロイオンス=4365.30ドルで終えた。
5月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は前月比17万2000人増だった。伸びは前月(17万9000人増=修正)からやや縮小したものの、市場予想(8万5000人増)を大幅に上回った。ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は「およそ10万人の上振れは労働市場が極めて好調であることを示す」と述べた。
原油先物相場の高止まりが続く中、インフレ対処のために米利上げ観測が急速に強まった。米長期金利の指標である10年物利回りが上昇するに伴い、金が売り込まれる展開となった。
「フェドウオッチ」によると、5日夕時点でFRBが年内に利上げする確率は8割を超え、前日の5割あまりから上昇した。

また、外国為替市場ではユーロを中心に対主要通貨でドル買いが先行した事も一因。
イスラエルとレバノン両政府は3日、仲介役の米国との共同声明で停戦履行の合意を発表。ただ、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは4日、レバノンとイスラエルが合意した停戦を拒否したと発表。