今週の注目は、米大統領就任式。新政権への期待感が高まって株高につながれば一時的にドル買いが進む可能性もあるが、新政権の景気対策の骨格はすでに明らかになり、景気対策への期待感は、財政赤字が急拡大することへの懸念に打ち消されつつある。景気悪化懸念から米株価が下落すれば、ドルは円に対して売られやすくなる。期待感が薄れ、実体経済の弱さが再確認されれば、投資家のリスク回避姿勢が強まり、「株安→円高」の流れが継続する可能性。オバマへの期待感が、どの程度の持続性を持つかに注目したい。
 また、今週は、火曜に独1月ZEW景況感指数、木曜に米新規失業保険申請件数、米12月住宅着工、金曜に英4QGDP、英12月小売売上、ユーロ圏1月製造業PMI、ベルギー1月BNBサーベイが予定されている。また、4QGDP、12月鉱工業生産、12月小売売上、12月固定資産投資など、中国の主要経済指標も一斉に発表される。21、22日は日銀の政策決定会合。
さらに、企業の決算発表にも注意。米国では、火曜にIBM、ジョンソン&ジョンソン、ステート・ストリート、水曜にアップル、イーベイ、USバンコープ、木曜にマイクロソフト、グーグル、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、金曜にフォード、GEの決算発表が予定されている。

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