カテゴリ: 朝だ夜明けだ

nyg200
昨晩のNY金(2月限)は、3日続伸した。前日比32.6ドル高の1トロイオンス2718.4ドルで終えた。

米利下げ観測や中国の景気刺激策への期待が引き続き買いを促した。日中取引では、イスラエルのシリア空爆や米単位労働コストの下方改定を受けて買い優勢となり、11月25日以来の高値2721.1ドルを付けた。レンジを上放れ、テクニカル要因の買いが入った。

また、第3四半期の米非農業部門の労働生産性改定値は単位労働コストが年率0.8%上昇と速報値の1.9%から大幅に下方改定され、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変化なし。

ドル円: 151.94 + 0.73

NY金2025/02:2718.4 + 32.6

NY白金 2025/01:949.1 - 4.9

NYパラ 2025/03:981.60 - 14.90

NY原油 2025/01: 68.59 +0.22

シカゴ大豆 2025/1: 995.25 + 5.25

シカゴコーン2025/03:448.50 + 6.75

NYダウ:44,247.83 −154.10

米国NASDAQ:19,687.242 −49.448

米国S&P500:6,052.85 −37.42

yen200
昨晩のドル円は、前週末比1円20銭の円安・ドル高の1ドル=151円20〜30銭で終えた。中国で積極的な景気刺激策が実施されるとの見方から同国景気の先行き不安が後退し、低リスク通貨とされる円を売ってドルを買う取引が広がった。米長期金利の上昇も円売りドル買いを促した。

中国国営新華社によれば、中国共産党は9日に開いた中央政治局会議で2025年の経済活動について分析し「より積極的な財政政策と、適度に緩和的な金融政策を実施しなければならない」と指摘した。財政・金融政策の拡大を示唆したと受け止められた。
euro200
ユーロは対ドルで続落し、前週末比0.0010ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0550〜60ドルで終えた。欧州中央銀行(ECB)が今週に追加利下げを発表し、来年も利下げを続けるとの観測がユーロの重荷となった。

000海外市況速報
貴金属市場は、金が+192円前後、
白金が、+89円前後、
原油市場が、+900円前後、
ゴムRSS3号が、+1.0円前後、
穀物市場は、コーンが+250円前後で始まる見通し。


日経225は、続伸して始まる見通し。    
シカゴ日経平均先物(12月限)
 ドル建て: 39315( +105)大阪終値比
 円建て : 39320( +110)大阪終値比

dow200
昨晩のNYダウは3日続落し、前週末比240ドル59セント安の4万4401ドル93セントで終えた。
ナスダック総合株価指数は反落し、前週末比123.084ポイント安の1万9736.690(速報値)で終えた。

週内発表の11月のCPIやPPIなどの物価指標が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策判断に影響する可能性があるとして買い手控えにつながった。主要株価指数の最高値更新が続いて相場の過熱感が強まるなか、ハイテク株の一角などへの売りが目立った。エヌビディアは中国当局が9日に独占禁止法違反などの疑いで調査を始め、中国事業への影響や米中対立激化への懸念から2%あまり下げた。

wti200
昨晩のNY原油(1月限)は、4営業日ぶりに反発した。前週末比1.17ドル高の1バレル68.37ドルで終えた。中東の地政学リスクや中国の政策期待を背景に、原油先物は買いが優勢だった。

シリアのアサド政権が崩壊し、中東の地理的な要所である同国が混乱していく可能性が高いことが相場を押し上げた。今後、新たな政権が樹立するとしても様々な武装組織が同居するシリアが安定することはなく、代理戦争の舞台になると警戒されている。
中国の習近平総書記(国家主席)をトップとする中央政治局が来年の金融政策を「適度に緩和的」とすると発表したことも、中国の原油需要が持ち直すとの観測につながった。
財政政策についても「より積極的な」内容となる見通し。

nyg200
昨晩のNY金(2月限)は続伸した。前週末比26.2ドル高の1トロイオンス2685.8ドルで終えた。

シリア情勢に対する懸念が一巡し、戻りを売られたが、中国の金購入再開を受けて押し目を買われた。更に、中国が緩和的な金融政策を導入するとの見通しを受けて地合いを引き締めた。
 
シリアのアサド政権崩壊やイスラエルの空爆、中国人民銀行が7カ月ぶりに金購入を再開したこと、中国が来年、緩和的な金融政策を導入すると発表したことが支援要因になった。中国共産党は9日、中央政治局会議を開き、2025年の経済政策などについて議論した。25年の経済政策に関して「より積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を実施していく」と指摘した。財政出動と金融緩和を拡充する姿勢を示した。金融政策を巡り「適度に緩和的」との表現を用いるのはリーマン・ショック後に政府が景気の下支えに注力した09〜10年以来。11年からは中立に近い「穏健」という言葉を使っていた。

ドル円: 151.22 + 1.22

NY金2025/02:2685.8 + 26.2

NY白金 2025/01:954.0 + 20.2

NYパラ 2025/03:996.50 + 30.90

NY原油 2025/01: 68.37 + 1.17

シカゴ大豆 2025/1: 989.50 - 4.25

シカゴコーン2025/03:433.50 + 2.75

NYダウ:44,401.93 −240.59

米国NASDAQ:19,736.690 −123.084

米国S&P500:6,090.27 +15.16

000海外市況速報
貴金属市場は、金が+59円前後、
白金が、-50円前後、
原油市場が、-550円前後、
ゴムRSS3号が、-0.4円前後、
穀物市場は、コーンが+300円前後で始まる見通し。


日経225は、反発して始まる見通し。    
シカゴ日経平均先物(12月限)
 ドル建て: 39350( +320)大阪終値比
 円建て : 39335( +305)大阪終値比

wti200
昨晩のNY原油(1月限)は、3日続落した。前日比1.10ドル安の1バレル67.20ドルで終えた。前日に「OPECプラス」が自主減産の段階的縮小の開始延期を決めたが、世界の需給の緩みを警戒した売りが優勢となった。トランプ次期米大統領の関税引き上げで貿易戦争に対する懸念も上値抑制要因。

11月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比で22万7000人増と、市場予想(21万4000人増)を上回った。10月分は1万2000人増から3万6000人増に上方修正した。一方、平均時給は前月比の上昇率が0.4%と、市場予想(0.3%)より高かった。失業率は前月の4.1%から4.2%に上昇した。

米ベーカー・フューズによると、米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は482基と前週比5基増。

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