2025年05月12日 「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」 「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず(かれをしりおのれをしれば ひゃくせんしてあやうからず)」 孫子の兵法の第三章「謀攻篇」に出てくる一節で、「敵の実情を知り、己の実情を知っていれば、百回戦っても敗れることがない」という意味です。
2025年05月11日 相場の器用貧乏 「器用貧乏」とは、何をしても器用に無難にこなすが、特に秀でたものはなく大成しないということ。株式投資も同様で、小手先を利かせて売買し目先の小幅な利益は出ても、大きな成果は期待できないという考えです。
2025年05月10日 実を避けて虚を撃つ 「実を避けて虚を撃つ」は孫子の兵法の第六章「虚実篇」に出てくる一節で、「敵が備えをする「実」の部分を避けて、備えが手薄な「虚」の部分を攻撃する」という意味。 軍の態勢は水のようなものである。水の流れは高いところを避けて低いところへと流れるが、軍の態勢も、敵が備えをする「実」の部分を避けて、備えが手薄な「虚」の部分を攻撃する。 水は地形によって流れを決めるが、軍も敵軍の態勢に応じて勝利を決する。だから軍には決まった勢いというものがなく、決まった形もない。敵の出方によって変化して勝利を得る。これこそ計り知れない神業である。陰陽五行において常に勝ち続けるものはないし、四季はいつまでも留まることがない。日の長さには長短があり、月には満ち欠けがあるのである。
2025年05月08日 百戦百勝は善の善なる者に非ず 「百戦百勝は善の善なる者に非ず」 「百戦百勝は善の善なる者に非ず」は、孫子の兵法の第三章「謀攻篇」に出てくる一節で、「百回戦って百回勝つのが最善ではない。戦わずして勝つのが最善である」という意味。
2025年05月07日 算多きは勝ち、算少なきは勝たず 「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」 「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」は孫子の兵法の第一章「計篇」に出てくる一節で、「勝利の条件が多い方は実戦でも勝利するし、勝利の条件が少ない方は、実戦でも敗北する」という意味。
2025年05月06日 相場は明日もある 「相場は明日もある」 買いたいと思う銘柄に好材料がでると、われ先に飛びつき買いをしがちです。材料が本物であるかなど、できるだけよく調べてから翌日買っても決して遅くないという考え。
2025年05月05日 『勝ち易きに勝つ』 「善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり」。 孫子の兵法の一節で名言の一つ。 ゆえに善く戦う者の勝つや、智名もなく、勇功もなし。ゆえにその戦い勝ちて違わず。違わざる者は、その措くところ必ず勝つ。すでに敗るる者に勝てばなり。ゆえに善く戦う者は不敗の地に立ち、しかして敵の敗を失わざるなり。このゆえに勝兵はまず勝ちてしかるのちに戦いを求め、敗兵はまず戦いてしかるのちに勝ちを求む。 戦上手の人は勝利しても、智謀も評価されず武勇も評価されない。勝つべくして勝っているだけである。勝ちが確実な者は、すでに敗れる定めの敵に勝っているのである。だから、戦上手は、絶対負けない条件を整えた上で敵のスキを逃すことがないのだ。そのため、勝利する軍隊は戦う前にまず勝つための条件を整えてから戦いをはじめるが、負ける軍隊は戦いを始めてから何とか勝とうとするのである。
2025年05月04日 『売り買いを一度にするは無分別、二度に買うべし、二度に売るべし』 『売り買いを一度にするは無分別、二度に買うべし、二度に売るべし』 『三猿横泉秘録』の「買米を、一度に買ふは無分別、二度に買うべし、二度に売るべし」からきた相場格言。
2025年05月03日 『強弱より運用を学べ』 『強弱より運用を学べ』 日本の相場格言。相場で成功している人に出会ったら、相場の見通しや有望株を聞くよりも、どういう運用(投資法)を行っているのかを聞いたほうがよい、という意味。 相場見通しなどは当たるも八卦、当たらぬも八卦の易と同じようなもの。有望株だって、自分がこれから買おうと思っている銘柄を教えてくれる馬鹿はいない。すでに買っていて、これから売りたいと思っている銘柄を教えてくれるのが関の山だ。たとえ、それが当たったとしてもごく一時的なことに過ぎない。 そんなことを聞くよりも、どういう運用(投資法)を行っているのかを聞くことができれば、あらゆる場面で対応できる可能性がある。たとえば、どんな観点で有望株を探し出しているのか、売り買いのタイミングをどのようにしてとらえているのか、投資に対する基本的な心構えをどのように考えているか、などなど。そういうことを聞き出して、学んだほうが、はるかに有益である。