カテゴリ: 旗は鳴る鳴る ラッパは響く

ゲオルギエワIMF専務理事は10日、2025年の世界経済は堅調に成長し、ディスインフレが続く見通しだと記者団に明らかにした。IMFは17日に最新の世界経済見通しを発表する。

トランプ次期大統領の通商政策を巡る不確実性は高く、これが世界経済が直面する逆風に拍車をかけ、長期金利を上昇させているが、米経済は予想よりも「かなり」好調だと語った。

また、インフレ率が米連邦準備理事会(FRB)の目標に近づきつつあり、労働市場の安定を示すデータもあることから、FRBはさらなる利下げに踏み切る前に新たなデータを待つ余裕があると指摘。全体として、金利は「かなり長い間」高止まりするとの見方を示した。

IMFは10月、米国、ブラジル、英国の24年の経済成長率予測を引き上げたが、中国、日本、ユーロ圏については、新たな貿易戦争、武力紛争、金融引き締め政策のリスクを理由に引き下げた。

その際、24年の世界成長率予測は7月時点の3.2%に据え置いたが、25年については7月時点の予想から0.1%ポイント引き下げて3.2%とした。中期的には、5年以内にコロナ禍前のトレンドを大きく下回る3.1%に低下すると見込んだ。

ゲオルギエワ氏は「米経済の規模と役割を考えれば、次期政権の政策方針、特に関税、税制、規制緩和、政府の効率性に世界的な関心が集まっているのは驚くことではない。今後の貿易政策を巡る不確実性は特に高く、とりわけグローバル・サプライチェーンにより組み込まれている中堅経済国やアジア諸国などに対する逆風に拍車をかけている」と述べた。

また、短期金利が低下しているにもかかわらず、この不確実性が長期金利の上昇に表れているのは「非常に異例」であり、最近の歴史では見られなかった傾向だと指摘した。

同氏は、欧州連合(EU)は成長のある程度の停滞、インドは成長のやや鈍化が予想され、ブラジルはインフレの若干加速に直面しているとするIMFの見解を明らかにした。

中国については、IMFはデフレ圧力と内需の継続的な課題を確認しているとした。

ゲオルギエワ氏は、インフレ対策に必要な金利上昇が世界経済を景気後退に追い込んでいないことは注目に値するが、総合インフレ率の動向はまちまちであり、中銀は各国のデータを注意深く監視する必要があると指摘した。

また、米ドル高は新興国経済、特に低所得国の資金調達コストを上昇させる可能性があると述べた。

米エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズ週間データ(10日までの週)によると、国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は6週間ぶりに減少した。

リグ稼働数は前週比5基減の584基で、昨年11月以来の低水準。前年同期比では35基(6%)減少した。

石油リグは2基減の480基、ガスリグは3基減の100基で、ともに昨年11月以来の低水準。

作付面積:8710万エーカー(8710万エーカー)

単収:50.7Bu(51.7Bu)

期初在庫:3億4200万Bu(3億4200万Bu)

生産:43億6600万Bu(44億6100万Bu)

輸入:2000万Bu(1500万Bu)

供給合計:47億2900万Bu(48億1800万Bu)

圧砕:24億1000万Bu(24億1000万Bu)

輸出:18億2500万Bu(18億2500万Bu)

需要合計:43億4900万Bu(43億4800万Bu)

期末在庫:3億8000万Bu(4億7000万Bu)

在庫率:8.7%(10.8%)

作付面積:9060万エーカー(9070万エーカー)

単収: 179.3Bu(183.1Bu) 

期初在庫:17億6300万Bu(17億6000万Bu)

生産:148億6700万Bu(151億4300万Bu)

輸入:2500万Bu(2500万Bu) 

供給合計:166億5500万Bu(169億2800万Bu)

飼料用:57億7500万Bu(58億2500万Bu)

食品・種・工業用:68億9000万Bu(68億9000万Bu)

内エタノール:55億0000万Bu(55億0000万Bu)

輸出:24億5000万Bu(24億7500万Bu)

需要合計:151億1500万Bu(151億9000万Bu)

期末在庫:15億4000万Bu(17億3800万Bu)

在庫率:10.2%(11.4%)

※カッコ内は前月見通し

大豆:28万9100トン(事前予想レンジ:40万〜130万トン)

大豆粕:14万6000トン(事前予想レンジ:15万〜40万トン)

大豆油:3万4700トン(事前予想レンジ:2万〜6万トン)

コーン:44万5000トン(事前予想レンジ:60万〜140万トン)

小麦:11万1300トン(事前予想レンジ:20万〜60万トン)

10日のSPDRゴールドの現物保有高は、前日比5.74トン増の876.82トン。

カーター国葬

ロイター記事です。

雇用統計予想
今回の事前予想は、低めの数字が予想されており、サプライズがあるとすれば、上振れ。

その場合、米利下げ観測の後退→金利上昇→ドル高・株安の動きが強まり、連休明けの日本市場は下振れの可能性も懸念される。

中国から債券向けを中心とする香港の海外投資ファンドに資金が動く傾向が顕著になっている。香港で登録され、中国本土の投資家に販売が認められている複数の投資ファンドは、2025年初めの募集開始から24時間で完売したことが、ファンドの運用書で明らかになった。

中国当局が今月、海外取引ルートを拡大し、より高い利回りを得る手段が開かれたことが背景にある。

「ファンド相互承認(MRF)」の制度下で中国本土での販売が許可されている香港ファンドの制限が緩和されたことを受け、ファンドの募集が年明けから再開された。ファンド総資産の上限は、従来の50%から80%に引き上げられた。

公式データによると、24年11月末までにMRFを利用した香港のファンドは合計41。販売総額は415億元(56億6000万ドル)に達し、23年末と比べて138%増えている。

中国にとって海外証券投資の重要なルートである適格国内機関投資家(QDII)制度に基づく投資枠が少ないことを踏まえ、MRFが「放出弁」となっているとの指摘もある。

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