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米上院は9日、連邦政府の再開に向けた法案を前進させる構えを示した。政府閉鎖は40日目に突入し、連邦職員の業務中断や食料支援の遅延、航空交通の混乱を招いている。

上院は9日夜、下院で可決された法案を前進させるかどうかについて採決を実施する見通し。この法案は2026年1月までの政府資金を賄う短期的なつなぎ予算と、通年の歳出法案3本を組み合わせるために修正される。

共和党が多数を占める上院を通過するのに十分な数の少なくとも8人の民主党議員がこの法案を支持する見込み。

修正された法案は下院で可決され、トランプ大統領の署名を得る必要があり、このプロセスには数日かかる可能性がある。

関係者によると、共和党は民主党議員団との合意に基づき、与野党対立の争点となってきた医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)に基づく補助金延長に関する採決を12月に行うことに同意する模様。

また、トランプ政権が政府閉鎖中に行った連邦政府職員の大量解雇の少なくとも一部を撤回し、低所得者向け食料購入補助プログラム「フードスタンプ」(SNAP)に1年間資金を提供することになる。

ベテランズデー

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本日の時事通信社「アナリストの目」に寄稿しました。

金相場見通しと戦略・注意点をまとめました。参考にして頂ければ幸いです。

米ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長は、連邦政府の閉鎖が長引けば、第4・四半期の経済成長率はマイナスになる可能性があるという認識を示した。9日に放送されたCBSの番組「フェイス・ザ・ネーション」で述べた。

ハセット氏は、航空管制官の不足が感謝祭の休暇を前に旅行に大きな遅れをもたらしていると指摘。「感謝祭の時期は経済活動が最も活発になる時期の一つであり、その時期に人々が旅行しないのであれば、第4・四半期は本当にマイナス成長になる可能性がある」と語った。

中国国家統計局が9日発表した10月の物価統計は、生産者物価指数(PPI)の下落率が縮小し、消費者物価指数(CPI)が上昇に転じた。

PPIは前年同月比2.1%下落。事前予想は2.2%下落だった。PPIは2022年10月以降マイナスが続いており、9月は2.3%下落していた。

統計局の統計官は、主要産業の生産能力管理がPPIの前年比下落幅縮小につながったと述べた。石炭採掘・洗浄の価格下落幅は1.2%ポイント縮小。太陽光発電設備、電池、自動車製造の価格下落幅はそれぞれ1.4、1.3、0.7%ポイント縮小した。

CPIは前年同月比0.2%上昇し、3カ月ぶりにプラスに転じ、横ばい予想を上回った。
前月比でも0.2%上昇。9月は0.1%上昇、市場予想は変わらずだった。
変動の激しい食品と燃料価格を除いたコアインフレ率は前年比1.2%と、9月の1%から加速し、1年8カ月ぶりの高水準となった。
食品価格は前年比2.9%下落。9月は4.4%下落していた。

米ミシガン大学が7日発表した11月の消費者信頼感指数(速報値)は50.3と、10月確報値の53.6から低下し、2022年6月以来、約3年半ぶりの低水準に落ち込んだ。政府機関閉鎖が過去最長記録を更新する中、経済的影響を巡る懸念が意識されている。

事前予想は、53.2への低下。

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が7日に発表した2025年7─9月期の運用収益は14兆4477億円となった。国内外の株価上昇を受けて、前の期(4─6月期)の10兆2054億円から黒字幅が拡大した。

国連食糧農業機関(FAO)が7日発表した10月の世界の食料品価格は、世界的な供給拡大を背景に2カ月連続で下落した。

FAO食品価格指数は平均126.4ポイントと、9月改定値の128.5ポイントから低下。前年同月比でも小幅低下した。

砂糖価格指数は前月比5.3%低下し、2020年12月以来の低水準となった。ブラジルの豊作、タイとインドの増産見通し、原油安が背景にある。

乳製品価格指数も3.4%低下。粉乳価格の下落に加え、欧州連合(EU)とニュージーランドの輸出拡大でバター価格が軟化したことが影響した。

肉類価格指数は2%低下した。低下は9カ月ぶり。一方、植物油価格指数は0.9%上昇し、22年7月以来の高水準となった。

FAOは報告書で、25年の世界の穀物生産を過去最高の29億9000万トンと予測。先月時点の見通し(29億7100万トン)から上方修正した。最新見通しは前年比4.4%増となる。主要穀物はいずれも増産となり、トウモロコシとコメはともに過去最高を更新するとしている。

米労働省は7日、この日に予定されていた10月の雇用統計を発表しないことを明らかにした。9月に続き2カ月連続の見送りは過去に前例がない。米連邦政府機関の一部閉鎖が長期化する中、10月分は政府再開後も発表されない可能性があるとの懸念が高まっている。

10月3日に発表予定だった9月の雇用統計は政府機関再開から数日以内に公表される見込みだが、10月はデータが収集されなかったため、エコノミストらは労働省が10月分の完全な報告書を作成できるか確信が持てないとしている。

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 7日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比1.71トン増の1042.06トン
となった。
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