タグ:原油見通し

wtimac
NY原油(7月限)のMACは、買いのセットアップとなった。今晩、終値ベースでHMA(77.5ドル)を上抜くと、買いのトリガーヒットとなる。
4月高値〜6月安値までの下げ幅に対する38.2%戻し達成。半値戻しは79.32ドル、61.8%戻しは80.93ドル。
wtiichimoku
基準線〜転換線を上抜き、上げ加速。4月高値を起点とした下降チャネル上限の攻防戦へ。雲の下限が80ドル水準に位置する。雲のねじれも6月中旬以降に控える。
wti200



200日移動平均線を回復。79ドル以下水準は、米戦略備蓄積み増し期待が高まり、買われやすい。米ドライブシーズン・ハリケーンシーズンに入り、安値売込みはし難い時間帯。上値リスクは中東の地政学リスク。

wtimac
NY原油(6月限)は、反落。MACでは4月18日にヒットした売りのトリガー継続。LMA(81.74ドル)〜HMA(84.0ドル)を上値抵抗帯とした戻り売り基調。
三尊天井の肩を形成しており、頭(4/12高値:86.94ドル)を早々に抜けず、ネックライン(緑線)〜心理的節目80ドルを下回ると、三尊天井完成となる。その場合の下値目標は、一目均衡表からは、N=78.19ドル、V=76.94ドル、E=74.43ドル。

イスラエル・ハマスの停戦協議がまとまると、一時的に下値試しもありそうだが、79ドル(米政府希望買い付け価格)以下では、米戦略備蓄の買い増しが下値を支えそうだ。米ドライブシーズン入りに加えて、ハリケーンシーズンも今後、控える。


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 NY原油(3月限)のMACでは、2月12日にヒットしたMACの買いのトリガー継続。LMA(74.4ドル)〜HMA(76.1ドル)を下値支持帯とした押し目買い基調。73−75ドルが価格帯別出来高の厚い支持帯。
wti200

価格帯別出来高の厚い水準と米戦略備蓄買い付け価格(67−72ドル)が重なる水準は、テクニカル面からも、ファンダメンタルズ面からも下値支持感が意識される。
WTIHL



20日間高値を更新しており、トレンドフォーロー型指標は、陽転中。10日間安値の2月5日安値を割り込まない限りは、買い方優勢が続く。
WTIWEEKLY



一目均衡表(週足)では、三角保合い形成中。3月上旬に控える雲のねじれの時間帯に放れがあるか否かに注目。上放れれば、3月限ベースで、N=91.9ドル、下放れればN=60.8ドルが目標値。現在、雲の中に位置するが、日柄経過と共に雲の厚みは薄くなり、支持線としても抵抗線としても信頼感は落ち込む。



WTI
原油相場が10月入りで調整に入ってる。
昨日のロイターへのコメントはこちら。

昨晩は、イラク北部からトルコへ通じるパイプラインが約6ヶ月ぶりに稼働を再開する見通しとなったことが圧迫要因。トルコのバイラクタル・エネルギー天然資源相によると、1週間以内に操業を再開する。このパイプラインの輸送能力は日量50万バレル。
NYDAUWTI
4日に「OPECプラス」の共同閣僚監視委員会(JMMC)を前に、主要産油国が自主減産を縮小するとの思惑が高まっていることも重し。9月のOPEC原油生産量は2カ月連続で増加。ナイジェリアとイランで生産が拡大した。

サウジアラビアやロシア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートなど主要な産油国は「OPECプラス」全体としての生産調整とは別に、今年5月から自主減産を開始している。自主減産は年内で終了する予定となっている。

ただし、財政収支均衡価格を割り込むような様相を見せてくると、下支えに動くと見られる。

今週は、米マクロ経済指標を受けた金利・株価動向で原油需要思惑の増減が材料視されそう。

季節的には需要の端境期で月間騰落傾向は、売り優位な時間帯。ただし、例年、秋に付ける安値が、冬場の需要最盛期に向けた買い場となっている。市場が期待するインフレ鎮静化が高まるほど、大きな下落はないと考える。

wtiweekly財政
NY原油は、サウジ国営通信は5日、同国が現行の日量100万バレルの自主減産を年末まで続けると表明し、ロシアも5日、年末まで輸出量を日量30万バレル減らすと発表したと伝わり、供給不足が継続する見通しが材料視され大幅続伸となっている。
 消費国側から見ると高いと感じる値段だが、生産国側から見ると財政を赤字にしないためには、さらなる高値が欲しいところ。需要の明確な落ち込みが確認されない限り、供給サイドがリードする展開が続きそうだ。
wtimac
テクニカル面から見ると、NY原油(10月限)は、8月30日にヒットしたMACの買いのトリガー継続。LMA(80.6ドル)〜HMA(82.2ドル)を上値抵抗帯とした押し目買い基調。
wtiichimoku


一目均衡表では、三役好転継続。N=88.15ドル達成。次の上値目標は、V=90.73ドル。E=94.72ドルなどがカウント可能。
一陰介在七陽連。陽線引けながら長い上ヒゲ形成で、高値警戒感も感じられる形状。
WTI200KAIRI
週足で見ると、52週移動平均線との乖離率も大きくなっており、短期的な調整には気を付けたい時間帯。ただし、需給関係で見ると株価が大幅下落するような展開とならなければ。値幅調整でなく日柄調整となる可能性も。一方、株価が先行して大幅続落すると、相応の値幅調整もあるだろう。
WTIMONTH


長期的には、原油市場は安値(大底)〜安値(大底)までは10年サイクルを演じており、次の大そこまでは、まだまだ日柄があり、中長期的には買い方優勢の流れが継続見通し。


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日産証券お客様メニュー「市場分析レポート」で

「OPECプラス、200万バレル減産決定」を更新しました。

参考にして頂ければ幸いです。

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「OPECプラス、減産決定」を更新しました。

参考にして頂ければ幸いです。

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日産証券お客様メニュー「市場分析レポート」で、

「原油相場、底堅い」を更新してあります。

参考にして頂ければ幸いです。

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